不動産学科紹介

不動産業界とは

不動産業界の市場規模は10兆円を超えており、国内の数ある産業のなかでもトップクラスの業界です。ひと昔前のバブル期や地上げ屋等の影響もあり、「派手」とか「怖い」というイメージを持つ人もいますが、今では業界全体の努力もあり他の業界と変わりありません。時代の変化と共に、少子高齢化への対策や新しいスキルや知識等、不動産業界でもより高い専門性が求められています。

不動産の事業分類

  • 不動産売買事業
  • 戸建てや分譲マンションを仕入れ販売を、業者自ら行い、また、「売りたい」「買いたい」という人の間に立ち、売買の仲介を行います。
  • 不動産賃貸事業
  • アパートやマンション等の住む部屋や、商売をする為にテナント等を借りたいという人の間に立ち、個人や企業問わず賃貸の仲介を行います。
  • 不動産開発事業
  • ディベロッパーとも呼ばれており、都市開発や複合商業施設等の大規模なプロジェクトを進めるため、取り扱う額数千億から兆単位と桁違いです。
  • 不動産管理事業
  • 建物所有者等からの委託を受けて、建物内の各設備のメンテナンスや清掃といった、維持修繕業務や、トラブルの対応を中心に行います。
  • 不動産コンサルティング事業
  • 所有している不動産を、どのように活用するのが良いかアドバイスや、証券化された不動産に対する投資の相談等についても専門知識を用いて対応します。

主な仕事内容

歩合給が魅力的な営業職をはじめ、総務・経理、一連のプロジェクトに携われる企画・開発、ビルやマンションの管理等があります。また、企業の規模や、売買か賃貸、個人か法人等によって、仕事内容も実に多種多様です。

スタートダッシュが勝負!

本校へ入学後、1年次の最大目標は毎年10月に行われる宅地建物取引士の資格試験に合格する事です。入学してから試験までの6ヶ月間で、宅建試験の合格ラインを突破する実力をつけるのは容易ではありません。しかし、本校グループが長年に亘って培ってきたノウハウを十分に生かし、入学初年度の宅建試験合格を可能にします。そして、この宅建合格レベルの学習内容は、不動産関連資格である「マンション管理士」「管理業務主任者」や、選択コースで目指す「行政書士」「施工管理技士」等の基礎として多大なる力を発揮します。

在学中の資格取得が鍵を握る

就職活動の際に宅建試験に合格している事は、絶大な武器となり、周りの無資格者に大きな差をつけられます。資格者にしか出来ない重要事項説明等を行えるだけでなく、試験に合格している事に対しての「努力」や「知識の習得」も企業の人事担当者、面接官の評価の対象です。併せて他の関連資格試験にも合格していれば、正に鬼に金棒です。

資格を活かすも人次第

資格を取る事も、もちろん大事ですが、それよりも更に大事な事は、資格を活用する側の人間性です。グローバル社会、ネット社会と呼ばれる世の中で活躍する為の国際交流は、自分の拠って立つ歴史的、文化的な基盤を相手に説明し相互に理解し合うところから始まります。本校を巣立った先輩も多く在籍するグループ同窓会への行事参加交流や、わが国の素晴らしい歴史や文化、伝統を再認識する修身授業等は本校の強みです。