学校案内

"不動産母校"建設に全力を尽くします

昭和43年9月の創立以来、皆様から寄せられましたご支援とご厚情に対し、あらためて厚く御礼申し上げます。

始めに、「専門学校ライセンスカレッジ」の学校運営にあたり、「母校」について少しく説明させていただきます。今日のわが国において不動産取引に携わっている人の数は、約118万人にものぼっております。しかも、これは中心的に携わっている人の数であって、その周辺まで含めますと、実に4倍の500万人にも及ぶといわれます(但し、建設業を含む)。業界全体でとらえれば基幹産業そのものと言えるでしょう。

しかるに、この業界に直接従事する人々の為の専門的な教育機関たるや、制度的には全くと言っていいほど整備・確立されていないのが実状です。

それには様々な理由があるでしょう。まず(1)取引行為が特定の人、業種に集中していて、一般性、普遍性がない上に、(2)この業界で活躍するには資格がないと困難であるにもかかわらず、その資格に挑むチャンスが年に1度しかない。(3)そのための勉強が法律の各論に偏りすぎていて、若い人の気持ちを掴みにくい。(4)たとえ資格を取得しても業務遂行上人間としての、また社会人としての成熟度合が不可欠とされる。そして最後は⑤国土を取り扱うため愛国心が不断に問われてくる、こと等があげられます。

しかし、これらの理由は、不動産業に従事する人々の価値を高めさえすれ、低めるものでないことは自明であります。若い人々に学びの場を与え、資格取得教育はいわずもがな、周辺課題をも含めた専門教育を施し、高い見識とグローバルな視野、そして何よりも国土防衛のための使命感を持った人材を育成することこそが、この業界の発展にとって急務の課題であると思われます。

きょう、それもいますぐ力の発揮できる「即戦力」を求めることに汲々とする余り、現在は荒削りではあるが、豊かな資質と無垢な希望を持った「明日の人材」をないがしろにすることだけはあってはなりません。

私たちは、明日の日本を背負うにふさわしい使命感を持った人材を育成するべく、グループの総力をあげて業界のための学校を建設します。【仕事に情熱】【艱難を糧とする強靭な意志】【たゆまぬ努力】この3つをモットーに、不動産業に従事する皆様の「母校建設」に邁進していきます。

常に謙虚に反省を忘れず、皆様方から授けられた学校にふさわしく更なる発展と成功を目指してまいります。なお一層のご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。

理事長

わが国唯一の不動産専門学校

専門学校ライセンスカレッジは、「不動産学科」を擁するわが国唯一の不動産関連専門学校で、卒業生に「専門士」称号を付与できる文部科学省認定校である。昭和43年に不動産関連の国家資格を取得するための学校「九州不動産専門学校」として創立されて以来、長年の歴史と伝統を誇り、数多くの卒業生を社会に輩出してきた。平成9年に校名を「日本不動産専門学校」に改め、「九州不動産専門学院グループ」の一翼となり、平成20年の創立40周年を期に、「専門学校ライセンスカレッジ」と改称。あらゆる業界にとって、後継者を育成する学校および専門学科の存在は、業界の健全な発展を支える必須条件。その意味で本校は、不動産業界において不可欠な存在となっている。